きのこの栽培法

引きつづき、おが粉利用のひらたけ栽培について

ひらたけ

ひらたけ栽培

 

前章までで、ひらたけ栽培用の培地づくりと瓶詰めが終わりました。続くステップは以下のとおりです。

栽培作業つづき
  1. 圧力鍋に中敷きと水を入れ、培地の入った瓶を入れます。
  2. 空焚きに注意しながら圧がかかった状態で30分以上加熱。
  3. 火を止めてそのままさまし、素手で触れられるようになったら瓶をとり出して涼しい場所に翌日まで置き、培地を20℃くらいにさまします。
  4. 接種(種菌の植えつけ)は本来なら無菌状態で行いますが、家庭の場合、ガスコンロの近くで作業をし、火による上昇気流を利用して瓶内に空気中の雑菌が落ちるのを防ぎます。雑菌が入らないよう、手早く作業することがポイント。

  5. ガスコンロ周辺から手、瓶、スプーンなど使用するものすべてをアルコール消毒する。
  6. ガスを点火しスプーンや瓶の口を軽く焼いてさらに滅菌。
  7. 種菌の入っている瓶を斜めにしてもち、種菌の上部3㎝ほどをスプーンですくって捨てます。
  8. つぎにスプーンで種菌を細かくくだき培地に開けた穴に落としたあと、表面にもまいてすぐにフタをします。

瓶は日陰、約20℃前後の場所に置き、白い菌糸が培地全体に蔓延するまでおいておきます。
約40日前後で瓶はまっ白になるはずです。これで培養は成功。

 


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